
すでにブログを書いていて、アフィリエイトを始めてみたい方には、次のようなECサイトの商品リンクを活用する方法をおすすめします。

ブログの方針を変えることなく、記事の中に商品リンク(アフィリエイトリンク)を貼るだけで、ちょっとしたお小遣い稼ぎになる可能性があるからです。
アフィリエイトとは
アフィリエイトとは、ブログに広告を掲載し、その広告を通じて読者が商品を購入することで報酬を得る仕組みです。
広告には「商品リンク(アフィリエイトリンク)」と呼ばれるものがあり、これをクリックすると商品を販売しているサイトが開き、そこで購入手続きをしてもらうことになります。
この商品リンクを作成するためには、ASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダー)と呼ばれる、報酬の支払いを仲介する業者に登録する必要があります。
初心者が最初に登録するASPとしては、「A8.net」や「もしもアフィリエイト」がおすすめです。登録が完了してはじめて、自分のブログに商品リンクを貼ることができます。
この商品リンクには、大きく分けて2つのタイプがあります。
☝🏼1つは、「広告主案件のリンク」で広告主が運営する販売サイト(広告主案件)へ誘導するリンク。
✌🏼もう1つは、「ECサイトのリンク」でAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどの大手ECサイトへ誘導するリンクです。
すでにブログを書いている人にとっては、「ECサイトのリンク」を使う方が手軽です。

記事の流れで紹介したい商品があれば、そのリンクを貼るだけで済むので、とても簡単です。
ECサイトにはほとんど何でも揃っているので、商品選びも楽ですね。
一方で、難しいのは「広告主案件のリンク」で広告主のサービスや商品を直接紹介するリンクを使う場合です。
広告主案件のリンクとは
「広告主案件のリンク」を使うには、そのサービスや商品に関する記事をしっかり作成する必要があります。
そもそも、自分に紹介できるようなサービスや商品(広告主案件)があるのか?と思うかもしれません。
一度、ASPでどんなサービスや商品(広告主案件)があるのかを確認してみましょう。
広告主案件のリンクが難しい理由
たとえば、転職、金融商品、不動産といったジャンルであれば、実際にその分野で働いた経験がある人なら、経験をもとに説得力のある記事が書けるかもしれません。
とはいえ、すでに多くのプロや企業が記事を作成している中で、それよりも魅力的で説得力のある記事を書くのは簡単ではありません。
できれば、競合の少ないジャンルを見つけることができると有利です。
つまり、ASPが取り扱っている広告ジャンルをいくつかチェックして、その中から自分の得意分野かつライバルの少ない「ニッチなジャンル」を見つけられれば、アフィリエイトにおいて非常に有利になるのです。
実際、アフィリエイトで大きな収益を上げている人の多くは、ECサイトの商品ではなく、広告主が提供するサービスや商品を紹介しているケースがほとんどです。
そのためには、まずASPで扱っている案件を探し、それを売るための記事を作成することが必要になります。
これができなければ、アフィリエイトで大きく稼ぐのは難しいと言ってよいでしょう。
つまり、アフィリエイトで稼ぐというのは、優秀なセールスライターになることを意味します。
どんなサービスや商品でも売り込める、ネット上の営業マンになるということかもしれません。
もちろん、インターネットを使った営業には独自の方法があります。
現在では、単なる文章力よりも、「いかに多くの人に見てもらえるか」が重要になっており、SEO対策やSNSを活用した拡散などが主流の手法となっています。
もし、自分に合った案件が見つかったり、すでにSNSで幅広い交流があるのであれば、広告主案件に挑戦してみるのも一つの選択肢です。
とはいえ、私自身の考えとしては、趣味でブログを書いている方にとっては、ECサイトのリンクを活用してお小遣い程度を得るスタイルが、無理なく続けられて正解ではないかと思います。

私はといえば、“お気楽ブロガー”です。
ですので、主にECサイトの商品リンクを適度に活用しています。
その結果、月に3,000円ほどの収益が出ています。この程度であれば、肩肘張らず、気楽に続けられますね。

過去一年間の「もしもアフィリエイト」からの振込実績です。殆どがECサイトからの報酬で、平均が3,000円程度です。いくつか1万円以上の報酬があるのは、狙わずして載せた広告主案件から成果が発生したからです。
ECサイトのリンクの始め方
まず、ASP大手の「もしもアフィリエイト」へ登録します。
すべての面で初心者にやさしい「もしもアフィリエイト」は、登録しておいて損のない必須のASPです。
次にAmazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングへの提携申請を行います。

Amazonへ承認は簡単な審査がありますので、1~2日かかるかもしれません。楽天市場とYahoo!ショッピングは審査がないので、即時承認を受けられます。
それらの提携が完了したら、「かんたんリンク」を使って商品リンクを作ります。
対象商品は「東芝のレグザ、32型液晶テレビ」です。
商品の検索ワードに「REGZA 32V型 液晶テレビ 32V34」を使います。
※「Amazonで見る」が一番左側にあるので、Amazonでの検索になります。

検索結果から商品を選びます。

これで「Amazonで見る」で選択した商品、「楽天市場で見る」「Yahoo!ショッピングで見る」で、検索結果を表示する商品リンクボタンのHTMLソースが作成されました。

コピーしたHTMLソースをブログ記事に追加します。WordPressの「カスタムHTML」にて追加できます。


このように簡単に商品リンクがブログ記事に追加できます。

今までのブログにECサイトのリンクを設置して、お小遣い稼ぎをしてみませんか。
「もしもアフィリエイト」は、アフィリエイト初心者が登録必須のASPです。
おわりに
ブログだけでアフィリエイトを行うことは、現在では「稼ぐ」という点において、必ずしも有効な手段とは言えないようです。
今ではSNSなど他にもさまざまな広告媒体が存在しており、ブログだけの文章でセールスを行うには、相応の努力と時間が求められます。
それでもなお、多くの人がブログでのアフィリエイトに参入を試みているといいます。
しかし、アフィリエイトで生活費をまかなうとなると、一体どれほどの努力と時間、そして投資が必要になるのでしょうか。
私がSNSで得た情報の中で問題だと感じているのは、10年以上前に活躍していたアフィリエイターたちの成功談が、今でも有効な情報として語られ続けていることです。
インターネットを使った情報の拡散速度は、私たちの想像をはるかに超えています。今や誰でもが専門技術なしで広告を発信できる時代となり、どれだけ多くの人に見てもらえるかが勝負の分かれ目となっています。
そうした情報の氾濫の中で、ただブログを書くだけで(どれほど高度な技術を使っても)十分な収益を上げるのは、非常に困難です。
一般的に、営業やビジネスの世界では、参入が容易な分野には競合が多く、逆に参入が難しい分野には競合が少なく、独占しやすいと言われています。
そのため、競争の少ない「ブルーオーシャン」を見つけることが重要ですが、そうした有益な情報もあっという間に広まり、すぐに「レッドオーシャン」となってしまいます。
そして、かつては稼げていた人たちが、急に稼げなくなるのも、こうした変化の激しい世界の特徴です。
かつてブルーオーシャンで成功した人たちの手法は、マニュアル化されて手軽でわかりやすいため、初心者にも受け入れられやすく、今でも有効な手法として語られ続けているように感じます。
しかし繰り返しますが、当時稼げた人たちは、「その時代」と「その手法」がうまく合致したからこそ結果を出せたのであり、どちらかが欠けていては成功には至らなかったでしょう。
では、今の時代に合った「稼ぐための手法」とは、いったいどのようなものなのでしょうか?そして、どのような日々の活動を続ければいいのでしょうか?
正直なところ、私にはまだわかりません。世の中には多くの記事や書籍に、稼ぐためのノウハウが紹介されていますが、私はそれらを実際に試したことがないため、自信を持って語ることができないのです。
ただし、「生活費を稼ぐことを目的としない」のであれば、競争の激しいレッドオーシャンの中でも「おこぼれ的にお小遣いを継続的に得る」ことは十分可能です。
そういったお小遣いを得られる場所を、趣味のブログのように、無理なく少しずつ増やしていくことも検討してみる価値はあるかもしれませんね。
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