高齢者施設へ入居される方にとって、施設からのお願い事項として、所持品のリストとそれに含まれる衣類などへの名前記入が求められることがあります。
私の勤務していた施設でも、入居前の説明の際に、できる限り持ち込む物には名前を記入していただくようお願いしていました。
特に衣類関係の名前の記入は重要で、洗濯などの管理上の理由から必要とされています。
他の入居者様との衣類の区別が求められ、名前の記入は必須となっています。
私は機能訓練指導員として、老人介護施設で15年間働いてきました。
この経験から、入居者様におすすめしたい福祉用具や生活用品がたくさんありますが、ここでは責任を持って紹介を行うことが難しいため、安心して利用できる便利グッズをご紹介いたします。
商品紹介の話しになってしまいますが、よかったらご覧ください。
そこでお勧めしたいのが、シャチハタの「どこでも持ち物スタンプ」です。
これを使用すれば、特に衣類への名前の記入が手軽に行えます。
施設での体験
ここだけの話ですが、名前の記入がないまま入居される方もいらっしゃいました。
名前の記入が難しい場合、スタッフが代わりに行い、本人とご家族の許可を得て記入していました。
私がいた施設では、生活相談員がこのお手伝いをすることが一般的でした。
何度か私もお手伝いをするのですが、これがかなり大変です。
まず衣類への名前の記入箇所に悩みます。
たいていは洗濯表示のタグに油性マジックで書くのですが、これが結構難しい。
洗濯表示タグに記入して洗濯の仕方を隠してしまうと、洗濯をする清掃スタッフが困ります。
また、記入箇所が小さくて漢字やひらがなのフルネームでは書けませんでした。
仕方なくカタカナで苗字だけの記入が多かったです。
タグのないあるいは取れた下着類は、裾やゴムバンド部など目立たないところに、直接マジックで記入します。
男性用の黒地の靴下など、名前の記入ができないものも多かったです。
もちろん例外もあります。
一部の入居者様は、自立度が高いため、自分で洗濯ネットに入れて出されていました。
それをお預かりして、洗濯機と乾燥機にかけて畳んでお返しします。
自立度の高い方には、衣類等に名前の記入を嫌がられる方もいらっしゃいました。
ありがたいことに、ご家族にはアイロンなどで圧着するお名前シールを、下着類まで付けてくださる方もいらっしゃいました。 ですが残念なことに、下着類は数回の洗濯と乾燥機で剝がれてしまうことが多かったです。 |
洗濯を繰り返すと、名前が薄くなります。名前が薄くなると、再度マジックでなぞり書きする必要がありました。
もし衣類へのマジックでの記入が好まれない場合、紹介したスタンプやシールの利用が考えられます。
施設にご自身の名前スタンプやシールを居室に備えて、必要な時に利用できるように提案することも可能です。
おわりに
施設での日常的な問題の一つが、衣類への名前の記入です。
どの施設でも衣類の区別が難しく、名前の記入が求められるため、スタンプやシールの活用は効果的に思えます。
今後もこのような商品が介護の現場で使われるか分かりませんが、少なくとも入居前の名前付け作業はこれで楽になります。
施設への入居を検討される方は、施設からの名前の記入依頼があれば、入居前に持ち込む物への名前の記入をお忘れなく。
このスタンプを使えば手軽に作業が進みます。
氏名印はシンプルに苗字だけをカタカナで記入することがおすすめです。
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