PR

老人ホームに入居する方に!靴の準備は万全ですか?

生活

入居時に準備していただきたいものの一つに、施設内で履く靴があります。

多くの方がスリッパをご持参されますが、転倒のリスクが高まるため、施設内でのご使用はお控えください。

安全で快適な施設生活を送るために、事前に『介護シューズ』をご準備いただくことをおすすめします。

高齢者介護施設にて15年間、機能訓練指導員として従事してまいりました。

入居者の方々が新しい靴をご購入される際には、必ず立ち会い、施設内での安全な歩行をサポートするため、適切な靴選びのアドバイスを行ってまいりました。

安全面はもちろん、快適性や利便性も考慮し、最終的には多くの場合、介護シューズをお勧めしております。

スポンサーリンク

入居時に必要なもの、施設に適した靴とは

施設の共用部は、ホテルや病院のように廊下や食堂など、様々な場所で構成されています。

多くの方が、室内と共用部で同じ靴を履いて生活されています。介護シューズは滑りにくく安定性にも優れているため、転倒防止に役立ちます。また、室内使用においても軽く負担にならなく快適に過ごせるよう作られています。

特に、共用部での利用は、安全面から推奨されています。

なぜスリッパは危険なのか?

  • 滑りやすい
    スリッパは底が柔らかく、床との摩擦が少ないため、転倒のリスクが高まります。特に、廊下はフローリングやタイルなど滑りやすい素材でできていることが多いです。
  • 固定感が低い
    スリッパは足にフィット感がなく、歩行中に脱げたり、足首を捻挫したりする可能性があります。
  • 保護機能が低い
    スリッパは靴に比べて保護機能が低いため、足への衝撃を吸収できず、足裏を傷つけたり、冷えたりする原因になります。

多くの高齢者介護施設では、安全確保のため、共用部でのスリッパの使用は禁止されているか、または注意を促されています。

入居者の方の安全確保のため、滑りにくい上履きや安定性の高い介護シューズなどの着用を推奨しています。

入居前に施設にご連絡いただき、靴に関する規定やおすすめの靴の種類についてご確認ください。

施設内で履く靴を選ぶ際のポイント

  • 滑りにくいソール
    底がゴム素材で、しっかりした溝があるものがおすすめです。
  • 固定感がある
    足にしっかりフィットし、歩行中に脱げる心配のない靴が理想です。
  • 着脱が容易
    靴の脱ぎ履きがスムーズに行えることは、介護を受ける方や、自分で靴を履くのが難しい方にとって非常に大切です。マジックテープやファスナーなど、簡単に開閉できるものがおすすめです。
  • クッション性がある
    足への負担を軽減するために、クッション性のあるものを選びましょう。
  • 室内履きとして使えるデザイン
    部屋でくつろぐ際にも違和感のないデザインを選びましょう。

共用部と個室がドア一つでつながったような施設では、ベッドで休む時間を除けば、一日中同じ靴を履き続けることになります。そのため、窮屈さを感じない快適な靴を選ぶことが重要です。

施設でのおすすめの靴は、介護シューズです。

室内だけでなく、廊下や食堂など共用部でも安心して使用できるよう、多くの施設で介護シューズが採用されています。

介護シューズが選ばれる理由

  • 着脱が簡単
    足腰の弱い方でも楽に履けます。また、介護者も容易に着脱できることが重要です。
  • 足をしっかり固定
    多くのタイプはマジックテープでしっかり足に固定します。歩行などで簡単に脱げることがありません。
  • 軽量
    長時間履いていても疲れにくいです。室内では特に重要です。
  • 同じものがすぐ手に入る
    多くの施設で取り扱っているため、買い替えが容易です。
  • ゆったりした作り
    柔らかい素材のものが多く、足への締付けがないので、室内でも履いたままで快適に過ごせます。
  • 足のむくみや外反母趾にも対応
    幅広設計で、足を包み込む構造なので、足のむくみや足の変形にも対応できます。

実際に、入居前にシューズの相談を受けた際は、多くの場合、以下の2つのメーカーの製品をおすすめしていました。

入居前に施設内での靴のご相談をいただいた際は、実際にご本人様にお会いできないため、まずは次の2つのどちらかのタイプの介護シューズをご購入いただくことをお勧めしました。

施設で定番の介護シューズ

「あゆみ」の介護シューズ ダブルマジック

2箇所のマジックテープでしっかりと足を固定するため、歩行が活発な方でも安心してご利用いただけます。施設内でのアクティブな活動に最適です。

「快歩主義」の介護シューズ

足の変形や爪のトラブル、むくみなど、様々な足の悩みに対応できるよう設計されたシューズです。足全体を優しく包み込む構造で、高いフィット感を実現しています。

介護シューズの欠点

介護シューズの欠点として、以下の2点が挙げられます。

  • マジックテープの耐久性の問題
    多くの介護シューズは、着脱の容易さからマジックテープを使用していますが、耐久性に課題があります。
    頻繁な使用により、粘着力が低下し、定期的な交換が必要になるケースが多いです。
  • デザインの画一性
    介護シューズは、機能性を重視したシンプルなデザインが多く、メーカー数も限られているため、多くの施設で同じようなデザインのものが採用されています。
    そのため、個人の好みやファッション性を重視したい方には、選択肢が限られてしまう可能性があります。

ただし、マジックテープの着脱の容易さは、介護シューズの大きなメリットであり、多くの介護が必要な方が利用しやすいという点で、その利便性は非常に高いです。

安全性の観点から、定期的に介護シューズの交換は必要となります。

おしゃれな介護シューズで、施設生活をもっと快適に

施設では、安全面を重視し、同じようなデザインの介護シューズが選ばれることが多いですが、おしゃれにこだわりたい方もいらっしゃるでしょう。

そんな方におすすめなのが、CRAAS (クラース)の介護シューズです。

かねてより、クラース様の介護シューズに対する高いデザイン性と機能性に注目しておりました。
この度、ご提携のお話しをいただきましたので、クラース様の商品をご紹介させていただきます。

クラースは、安全性と機能性を保ちながら、デザイン性にもこだわった介護シューズを開発しています。

足に優しい履き心地はもちろん、おしゃれなデザインも豊富に取り揃えられており、施設生活をより快適にしてくれます。

CRAAS(クラース) ☆☆☆ おしゃれと機能を両立させたケアシューズ

特に歩行に不安のない方には、次のタイプもおすすめです。

マジックテープを使用していないため、テープの劣化による脱落の心配がなく、より安定した履き心地が得られます。
軽量で足に吸い付くようなフィット感があり、パンプスよりもバレエシューズのような感覚で履いていただけます。

左:プリマ ダークシルバー、右:オペラS ライトグレー

施設にご入居の方々に、このようなおしゃれな介護シューズをプレゼントすると、きっと喜んでいただけると思います。

単調なデザインの介護シューズをお履きの方には、特に喜ばれるのではないでしょうか。

CRAAS(クラース) ☆☆☆ おしゃれと機能を両立させたケアシューズ

まとめ

各施設では、入居者の安全と快適な生活のために、専門の職員が、靴に関する独自のルールを設けている場合があります。

そのため、入居を検討される際は、必ず施設に靴に関する規定についてお尋ねください。

施設内で履く靴は、転倒防止や足への負担軽減に繋がり、安全な生活を送る上で非常に重要です。

スリッパのように滑りやすい靴は避け、滑りにくく、足をしっかり支え、クッション性のある靴を選ぶようにしましょう。

介護シューズは、これらの条件を満たすだけでなく、様々な機能が備わっており、施設内での生活に適しています。

今回、介護シューズをおすすめしたのは、こうした理由からです。

おわりに

以前、私が勤務していた施設では、ある介護用品販売業者から、ほぼ同型の靴を定期的に購入し、多くの入居者の方に利用していただいていました。

これは、施設側の管理のしやすさという点ではメリットがありましたが、入居者の方々にとっては、まるで学校の上履きのようなもので、個性を表現することが難しいという課題がありました。

そこで、様々な種類の靴を取り揃え、入居者の方々に試着していただく機会を設けました。

カタログからも色やデザインを選んでいただくことで、より個性を表現できるようになり、大変好評でした。

定期的に靴の販売会を開催することで、入居者の方々は、自分の足に合った靴を、ご自身の好みで選ぶことができるように努めました。

特に女性の方々からは、少しでもおしゃれなデザインの靴を求める声が多く、年齢を重ねてもおしゃれを楽しみたいという気持ちは変わらないことを実感しました。

介護シューズは、機能性が最も重要ですが、機能性を損なわずに、おしゃれなデザインを取り入れることも大切だと考えます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました