ダンスって楽しそうだけど、大人になってから習うのはちょっと恥ずかしいかも…。運動が苦手だし、続けられるかな?シニアにダンスは無理に決まっている。
そんな風に悩んでいませんか?
実は、ダンスは年齢や経験を問わず、誰でも気軽に楽しめる素晴らしいエクササイズなんです。
特にオススメしたいのが『ズンバ(ZUMBA)』です。
世界中で人気のズンバは、楽しく体を動かしながら健康になれると注目を集めています。
運動が苦手な方でも、きっと気に入るはずです。

ダンスはその効果の高さから世界中が注目しているエクササイズです。
若い頃からあまり体を動かす運動をしたことのない大人、50代からでも60代からでも楽しく続けられるダンス・エクササイズがズンバです。
50代、60代、70代からでも大丈夫! 簡単で面白い!ズンバは誰でも始められる!
ズンバは、他のダンスと違って、誰でもが気軽に楽しく続けられるダンスです。
その理由は、難しいステップを意識することなく、音楽に合わせて自由に踊れる点にあります。
ダンスを始めるハードル
最初に、ダンスを始める際に、多くの人が感じるハードルについて考えてみましょう。
初心者がダンスを始める上で、いくつかの壁があると考えられます。
身体能力が求められる
器用さが求められる
反復練習が求められる
心理的な強さが求められる
これだけでも、初心者の、特に大人や高齢者にとっては、ダンスを始めるハードルが高いことがわかります。

ダンスは、難しそうというイメージがあります。
そのため、特に大人は、なかなか一歩を踏み出すことができません。
ズンバにはハードルがない

しかし、ズンバには、ダンスに求められるすべてのハードルがありません。
なぜなら、ズンバでは複雑な振り付けを覚えたり、細かいステップを意識する必要がないからです。
インストラクターの動きを参考に、音楽に合わせて自由に体を動かすだけでOKです。
エアロビのように「右足を大きく上げて、ワンツーワンツー」、「そこで、マンボステップ!」といった細かい指示はなく、自分のペースで踊ることができます。
もちろん、そこには正解不正解はありません。音楽に合わせて、楽しく体を動かしていけば良いのです。
疲れたら休憩しても大丈夫、自由な雰囲気が魅力です。
難しい振り付けを覚える必要がないので、誰でも気軽に始められ、徐々に自信をつけていくことができます。
『こんなに私って踊れるんだ!』と、達成感を感じられる人も多いようです。
いきなりの初心者でも、気軽に楽しめるのがズンバの魅力です。

もう一度言いますが、ズンバはインストラクターと一緒に、自分のペースで自由に体を動かすエクササイズです。
複雑なステップを覚える必要はなく、音楽に合わせて楽しく体を動かすだけでOKです。
そして、運動後には格別な爽快感も味わえますよ。
ズンバの誕生秘話
ズンバを創始したのは、コロンビア出身のダンサー兼振り付け師であるベト・ペレス(BETO PEREZ)さんです。彼は1990年代、エアロビクスのインストラクターとして活躍していました。
ある日、ベトさんはエアロビクスのレッスンで使う音楽テープを忘れてしまい、慌てて自分の車に戻ります。車には、彼が大好きなサルサやメレンゲなど、ラテン音楽のテープしかありませんでした。
「仕方がない、これを使おう!」
ベトさんはその場で決断し、持参したラテン音楽のテープを使って即興でレッスンを始めます。
予想外の出来事でしたが、参加者たちはラテンのリズムに合わせて体を動かすことに楽しさを覚え、大いに盛り上がりました。
この出来事がきっかけとなり、ベトさんはラテン音楽を使った新しいフィットネスプログラムを考案されました。
それが、後のズンバへと発展していきました。

本来、ズンバは、型にとらわれず、その場で生まれる自由なダンスです。
インストラクターの動きを参考に、ラテンのリズムに乗って体を動かすことから始まりました。
世界中で注目を集めるズンバ!その魅力的な効果とは?
特に、高齢者の方へのズンバの効果は次のようなことがあります。
ズンバの7つの効果

ズンバに限らず、ダンスの様々な効果は世界中で注目されています。
ダンスがもたらす恩恵は大きく、特に高齢者への効果は、これからの高齢社会においてますます重要になってくるでしょう。
シニア向けのズンバ
多くのフィットネススタジオやコミュニティセンターでは、シニア向けのズンバクラスが開かれています。
これらのクラスでは、運動強度を低く設定したり、簡単な動きから始めるなど、高齢者の方でも安心して参加できるよう工夫されています。
ダンスを始める際のポイント

ズンバは、運動初心者の方でも気軽に楽しめるダンスです。
音楽に合わせて楽しく体を動かすだけで、健康的な生活を送る一歩になりますよ。
おわりに
私は、高齢者介護施設で機能訓練指導員として15年間勤務してきました。
施設での機能訓練の目的は、利用者の日常生活動作の維持・改善です。
集団での体操指導では、転倒対策のため、椅子に座って行うことが一般的でした。
ダンスの持つ運動効果や認知機能改善効果に着目し、施設での導入を検討しましたが、集団でのダンスは転倒の危険性があるため、実現できませんでした。
施設でできたことは、個別の機能訓練で、手を繋いでボックスステップを行うなど、ダンスの要素を少しでも取り入れることでした。

しかし、効果的なダンス・エクササイズとはとても言えません。
このことからも機能が低下し、日常生活に支障が出始めたら、適切なダンスエクササイズを提供できる環境がまだ十分ではないことが分かります。
残念なことに、ダンスなど機能訓練に効果的なエクサイズは、本当に機能低下してしまうと始めることができないのです。
特にシニアの皆様には、できるだけ早くダンスをはじめとした運動を積極的に取り入れていただき、健康維持に役立てていただくことを願っています。
☆☆☆自宅でダンスは、手軽に始められるのが魅力です。まずは、こちらの記事を参考に、自宅ダンスを始めてみませんか?☆☆☆
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