VRの世界を始めたいけど、一体どれくらいの費用がかかるんだろう?どんなものを揃えればいいの?
そんな疑問にお答えします。
この記事では、VR体験を始めるために必要な機器と、それぞれの費用について解説します。
VRの楽しさは、その体験の規模によって大きく変わってきます。あなたにぴったりのVR体験を実現するために、必要な費用を把握しておきましょう。
VRで広がる活動の場
VRの素晴らしいことは、活動の場が広がることです。
従来のSNSやメッセージアプリによる文字や音声でのやり取りは、アバターを用いてVR空間のカフェやイベント会場で待ち合わせてのコミュニケーションする形へと発展しています。
ゲームの世界も、VRによって大きく変わります。従来のゲームでは、目と手しか使えませんでしたが、VRでは全身を使って仮想空間を体験できます。まるで、その世界の中に自分が存在しているかのような感覚です。
動画視聴も、VRなら360度のパノラマ映像を楽しむことができます。まるで、その場所にいるかのような臨場感あふれる体験が可能です。
さらに、VRを活用すれば、まるで目の前に人がいるかのように、ネイティブスピーカーから直接英語を学んだり、プロのダンサーからレッスンを受けることもできます。
VR(仮想現実)の素晴らしい点は、私たちの活動の場を大きく広げてくれることです。
VRを始めるには?費用は?
VRの世界への第一歩は、VR動画を視聴することから始めるのが最も簡単です。
普段スマートフォンで見ている動画を、VRゴーグルで視聴するだけで、全く新しい体験ができます。
VRに深く関わっている人たちの間では、「VRChat」というVRソーシャルアプリが人気です。
このアプリでは、ユーザーが作成したワールド(仮想空間)で、他のアバター(ユーザー)と交流することができます。中には、一日8時間以上VR空間で過ごす人もいるそうです。
では、VRを始めるにはどれくらいの費用がかかるのでしょうか?
VRを始めるために必要なものと費用
VR体験に必要なものは、大きく分けて以下の3つです。
- VRゴーグル
VRの世界を見るための装置です。液晶ディスプレイの付いたタイプはHMD(ヘッドマウントディスプレイ)とも言います。 - PC(一部のVRゴーグルの場合)
高性能なPCが必要となる場合があります。 - VRコンテンツ
VRゲームやアプリ、VR動画など、体験したいコンテンツです。
VRゴーグルには、大きく分けて以下の3種類があります。
- スマホ用VRゴーグル
既存のスマートフォンを装着して利用するタイプで、比較的安価です。 - スタンドアローン型VRゴーグル(HMD)
ゴーグル自体に処理能力を持つため、スマートフォンやPCは不要です。 - PC接続型VRゴーグル(HMD)
高性能なPCと接続して利用するタイプで、高画質なVR体験が可能です。
各VRゴーグルの費用感
- スマホ用VRゴーグル:1,000円~5,000円程度
- スタンドアローン型VRゴーグル:
3万円5万円~8万円程度 - PC接続型VRゴーグル:VRゴーグル本体に加えて高性能なPCが必要となり、総額で30万円以上かかる場合も
※VRゴーグルの購入費用の他にも、VRコンテンツの購入費用がかかりますが、最初は無料のコンテンツだけでも十分に楽しめます。
VRを始める3つのケース
VRを始めるには、求める体験に応じて3つのケースが考えられます。
もちろん、より高度な体験に応じて必要な費用は高くなります。
ケース1:スマホとVRゴーグルで、手軽にVR体験!
最も費用をかけずにVRを楽しむ方法は、現在持っているスマートフォンでVR動画を視聴することです。
600円~3,000円程度のスマホ用VRゴーグルを使えば、手軽にVR動画を視聴できます。
スマホ用VRゴーグルの使い方は、次の記事を参考にしてください。
ケース2:スタンドアローン型VRゴーグルは、手軽にVR体験の全てを楽しめる!
スタンドアローン型VRゴーグル(HMD)は、ゴーグルにCPUが内蔵されており、それ単体でアプリを動かすことができます。
スマホやPCなしで、VRゴーグル単体でさまざまなVR体験を楽しめるのが、スタンドアローン型VRゴーグルです。
YouTubeでのVR動画視聴や、人気のVRソーシャルアプリ「VRChat」での交流、そして迫力のあるVRゲームまで、VR体験の全てがこれ一台で楽しめます。
Meta Quest 3、Meta Quest 3S、PICO 4といった代表的な機種は、3万円5万円~8万円程度で購入できます。
高価な機種も存在しますが、コストパフォーマンスを考えると、この価格帯がおすすめです。
ケース3:高画質なVR体験には高性能PCが必須!
VRの世界をより鮮やかに、そして滑らかに楽しむためには、高性能なパソコンが必要です。
「ゲーミングPC」と呼ばるような、高度な処理能力を持つPCが求められます。
このPCに、VRゴーグルを接続することで、没入感の高いVR体験(VRの中に入る体験)が可能になります。
なぜ高性能PCが必要なのか?
VRの世界は、非常に細やかで美しいグラフィックで構成されています。
たとえば、人気VRソーシャルアプリ「VRChat」では、ユーザーが作成した個性豊かなアバターや、息をのむような美しいワールドが存在します。
これらの世界を滑らかに表示するためには、高性能なグラフィックボード(GPU)が必要です。
また、VRゲームにおいても、リアルな動きをするキャラクターや、広大なフィールドを表現するためには、高い処理能力が求められます。
VRの世界をより鮮明に楽しむためには、画像のデータ処理速度に優れたPCが必要になってきます。
ゲーミングPCとも呼ばれ、非常に高速で滑らかに動くゲームのために必要な高性能PCです。
PCのスペックについて
VRを楽しむために推奨されるPCのスペックは、OSがWindows10、CPUがCore i5 4590またはRyzen 5 1500X以上、グラフィックボードがNVIDIA® Geforce RTX™ 3060またはAMD Radeon™ RX 6000シリーズ以上、メモリが32GB以上など、かなり高いレベルが求められます。
次のショップでは、この構成を十分に満たした機種(ゲーミングPC)を販売しています。
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★★週替わりセール開催中★★ゲーミングPCなら【FRONTIER】このゲーミングPCにVRゴーグルが必要となります。Meta Quest 3は、PCとの接続にも対応しており、コストパフォーマンスの高さから多くのVRユーザーに選ばれています。
そして、高画質なVRを楽しむためには、ある程度の知識と費用が必要になります。全ての機器の購入のためには、ざっと見積もって、余裕を持った25万円~30万円程度の予算は見ておきましょう。
まとめ
VR体験には、3つのケースがあります。
ケース1:VR動画だけを楽しむ
必要な機器は、スマホ用VRゴーグルと既存のスマホだけです。
費用は、1,000円~5,000円程度
ケース2:VR体験を手軽に全て楽しむ
必要な機器は、スタンドアローン型VRゴーグル(HMD)だけです。
費用は、3万円5万円~8万円程度
ケース3:VRの世界を最高峰で楽しむ
必要な機器は、PC接続型VRゴーグルとゲーミングPC一式です。
費用は、すべてを含めると最低で20万円、余裕を見て25万円~30万円程度は必要
おわりに
VRの世界を楽しむためには、ある程度の投資が必要です。もちろん、必要な費用に上限はありませんが、コストパフォーマンスを考慮して、自分が求めるVR体験をある程度満足できるようにしてください。
可能であれば、VRの世界をより充実して体験するために、Meta Quest 3の購入をおすすめします。
VRChatなどを通して、経験と知識が増えてきて、高性能PCが必要になった時にゲーミングPCを購入するのをおすすめします。その場合、Meta Quest 3は、そのままPC用のゴーグルとして使えます。
それでも、Meta Quest 3は7万円を超える価格となり、気軽に購入できる金額ではありません。
そこで、Meta Quest 3(あるいは、Meta Quest 3S)の購入前にレンタルで試してみるのも良い選択だと思います。
初めてのレンタル申込み時に、次のクーポンコード(2025年2月10日まで有効)適用により20%OFFでレンタルできます。
私の経験ですが、VRゴーグル(Meta Quest 2)を購入して最初に直面した問題は、思っていた以上に強い顔への圧迫感でした。10分も経たずに強烈な顔への痛みを感じ、正直、VR体験を続けることを諦めかけました。
幸い、ストラップを交換することで、ある程度痛みを軽減できたのですが、長時間使用するにはまだ課題が残っていました。
また、眼鏡をかけている人にとっては、VRゴーグルとの相性も大きな問題です。
眼鏡の上からVRゴーグルをかけることで、顔に強い圧迫感を感じてしまい、すぐに使用を諦めてしまう人も少なくありません。度付きレンズをVRゴーグルに装着する方法もありますが、個人差があり、必ずしも快適に使えるとは限りません。
さらに、VR酔いは、VR体験を妨げる大きな要因の一つです。VR酔いは個人差が大きく、特定のアプリや動きによって症状が出ることがあります。VR酔いは次第に慣れてくる人もいますが、情報を集め、自分に合ったVRコンテンツを選ぶことが重要です。どうやってもVR酔いを克服できない場合も考えられます。
このように、VRゴーグルの購入は、価格だけでなく、フィット感や快適性、そして個人の体質など、様々な要素を考慮する必要があります。
高額な買い物となるため、購入前にレンタルサービスを利用して、実際に試してみることは良い選択だと思います。
「Meta Quest 3」の廉価版モデルとして、「Meta Quest 3S」が販売されています。
レンズ部のみ旧機種「Meta Quest 2」と同等のものを採用することで価格を抑えつつ、その他の性能は「Meta Quest 3」とほぼ同等です。
そのため、レンズを通して見える手元の文字の鮮明さに若干の差が生じますが、VR体験全体としては、両モデルでほぼ同等の使用感が得られます。
メタクエスト購入時には、3,000円分のストアポイント付与をお忘れなく!
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