「VRおじさんの初恋」がNHKで放映されると聞いて驚きました。
なぜなら、VRシニアの私が、VRの中で「VRおじさんの初恋」を読んでいたのです。
VRおじさんの初恋
「VRおじさんの初恋」のあらすじ
「現実世界」と「バーチャル世界」。2つの世界を行き交いながら、中年サラリーマンの初恋を描く新しい形のヒューマンドラマ
人生において成功体験と言えるものが無い、中年の独身男性・直樹(野間口徹)。年下の上司から生活態度について叱られ、大した実績を上げることも出来ない。そんな直樹の生きがいは、VRの世界で制服姿の女の子・ナオキ(倉沢杏菜)となり1人で過ごすこと。直樹の愛するVRゲーム「トワイライト」は人気がなくなり過疎化の一途を辿っており、残り半年でサービスが終了予定。しかし、直樹には寂しい世界で1人過ごす時間が癒しであり、その終えんを見届けようとしていた。
そんなある日、天真爛漫(てんしんらんまん)な美少女アバター「ホナミ」(井桁弘恵)と出会う。現実でも人付き合いが苦手な直樹=ナオキは、戸惑いを覚えつつもホナミと過ごす中で次第に心惹かれていく。ナオキの、そして直樹の初恋だった。しかし、突然、ホナミから「もうVR世界で会うことは出来ない」と別れを告げられることに。その真意とは?そして、直樹の初恋の行方は――?
https://www.nhk.jp/p/ts/GXWGM1YQG1/
予告編動画を観ましたが、VR内の描写が実写で再現されています。しかも、アバターも実際の俳優が演じています。
私個人の意見ですが、実際にVRを活用している人々は、実写の再現や俳優によるアバター演技に興味を持つかどうか疑問です。
やはりアバターはアバターが演じてほしいと思うのですが、ヒューマンドラマの表現としては、まだアバターだけでは完全には表現しきれない側面もあるのでしょうか?
VRの普及に伴い、アバターでも人々に共感を呼び起こす時代はすでに来ているとは思うのですが、実際はどうなのでしょうか?
その作品は、おそらくまだVRに触れたことのない視聴者をターゲットにしていると思われますが、VRヘッドセットユーザーに対してよいイメージを与えることを期待します。そして、VRの普及に一役買うとうれしいですね。
原作はネットのコミックスで読めます。
pixivコミックで読む
ピッコマで読む
コミックをVR内で読む
VRおじさんは、VR内で孤独を求める不思議なおじさんです。
実際には、メタバースの広大な世界には無数のワールドが存在し、それに対しVR参加者数はまだ少なく、孤独を感じずに楽しめるワールドを探すのは容易ではありません。
今はまだVR内の環境がもっともっと発展しなくてはならない状態です。
そして、VRシニアの私は、現在、VR内に実際の作業を取り込む方法を模索しています。
今回検討していたのは、読書でした。
小説は読むのが辛い
結論から言うと、メタクエストを装着してVR内での読書は楽ではありません。はっきり言って辛いです。
とりあえず、ブラウザー(Meta Quest Browser)を使用してネット小説などを読んでみましたが、実際の読書と比べて遥かに負担がかかります。
その主な理由は解像度です。ブラウザー画面を大きくし、文字を拡大し、距離を取っても、不明瞭で揺らぐ文字を読み続けることは疲れます。
したがって、現時点ではメタクエストでの長時間の読書は保留することにしました。
まだまだスマートフォンで読むのがずっと楽です。(当たり前ですね。)
けっきょく漫画
そこで、負担にならない読書方法を探して見つけたのが、コミックや漫画です。コミックのサイトには、専用のアプリがなくてもブラウザーで読めるものが多く、とても助かりました。
その中でも一番読むのが楽だったのが、ピッコマです。
「ウェブトゥーン」と呼ばれる、縦にスクロールして読む「縦読み漫画」が多く掲載されていたため、コントローラーで楽に対応できました。また、絵も文字も大きくて、私にとっては負担が少なかったです。
ただし、今回私が使ったMeta Quest Browserは簡易ブラウザなので、データ量の多い画像をスクロールするのがスムーズに行えませんでした。
Bluetoothマウス
Meta Quest Browserを頻繁に長時間使用する場合、Bluetoothマウスは便利です。
ブラウザーの操作に関しては、コントローラーを使うよりも、スクロールやクリックなどをマウスで行う方が優れています。
非常にオススメとは言えませんが、余っているマウスがあれば良いですし、1,000円程度で購入できるので、メタクエスト用に一つあっても便利かもしれません。
※ノーブランドなら500円前後でも購入できます。
アプリを寝転がって
Meta Quest 2の「設定」⇒「試験中」に「アプリを寝転がって使用」が追加されています。
快適で安定した位置を見つけて上を見てください。続いてコントローラーの⸦⸧ボタンを長押しし、画面のセンター位置を再設定します。この機能は、多くの動きを必要としない、あまり激しくないエクスペリエンスに向いています。
寝転がってから、右手コントローラーの⸦⸧ボタンを長押しすると、次のメニューが現れるので「アプリを寝ながら使用」を選ぶと、画面のセンター位置が再設定されます。
これで寝転がって漫画が読めます。
寝転がっても視界は座った状態になるので、実際にスマートフォンを寝転がって見るよりも快適かもしれません。
メタクエストでの作業が、リアルよりも快適になった瞬間です。
ただし、その様子はダメ人間の絵面なので、家族の前では控えましょう。
おわりに
「VRおじさんの初恋」の予告編を見て思いましたが、なぜVRおじさんは社会的なダメ人間のイメージが採用されるのでしょうか?
実際、今回のVR内での快適化作業を最先端技術を使って一所懸命に実験実証しているのですが、妻にはまったくアカデミックに見てもらえません。
なるほど、どんなに説明しても、最先端技術の実証だとしても、結局は寝転がって漫画を読んでいるだけなので、全く説得力がありませんね。
朗報です!Meta Quest 2が大幅値下げで31,900円になりました。(2024年3月20日の最安値)
もはや今のゲーム機より安くなりましたね。
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