VRカフェをご存知ですか?メタクエストを使えば、自宅にいながら、まるでカフェにいるような臨場感で仕事を楽しむことができます。
人はなぜカフェで仕事をするのでしょう?
- 気分転換
- コーヒーが飲みたい
- 寂しい
- 同じように仕事をする人に会いたい
- 仕事をしている自分を見てほしい
- 家にいたくない
理由は人それぞれですが、カフェには仕事に集中できる環境と、ちょっとした非日常感を与えてくれる魅力があります。
コーヒー代のかからないVRカフェで、新しいリモートワークを体験してみませんか?
VRにはカフェはどこにでもある
メタクエストを装着すれば、どこでもVRカフェが現れます。大げさかもしれませんが、アバターがリラックスできるVR空間があれば、そこがあなただけのカフェになるのです。
例えばVRChatのワールドには、まるで現実世界のカフェのような空間が数多く存在します。そこで仲間と談笑したり、一人静かに思いにふけったり、自由に過ごすことができます。
しかし、私が求めるのは、スタバや街の喫茶店のように、ノートパソコンで仕事もできるカフェです。
VRカフェ:immersed
そこでおすすめしたいのが、『immersed』というアプリです。
Metaストア:immersed
immersedは、自分のルームに複数のデスクトップ画面を自由に配置できるアプリで、まるでカフェのテーブルにノートパソコンを広げたような感覚で作業できます。
immersedをインストールしてアプリを開くと、チュートリアルが自動的に開始されます。そこで、immersedの使い方を学ぶことができます。難しい設定も手順を踏んで教えてくれます。
ジョッシュ=助手?
immersedのおすすめポイント:4つの理由
immersedをおすすめする理由は、以下の4点です。
- リモートデスクトップ
- パススルーでキーボードとマウス
- パブリックルーム
- CPU負担が少ない
1つずつ説明しますね。
1. リモートデスクトップ
リモートデスクトップは、ネットワークを介してPCの画面を操作する技術です。
これにより、離れた場所にあるコンピュータをあたかも自分の目の前にあるかのように操作することができ、テレワークなどでの活用が広がりました。
Desktop Agent(Immersed Agent)というクライアントアプリをPCにインストールすることで、アプリのVR空間にPCデスクトップを表示、操作ができます。
2. パススルーでキーボードとマウス
immersedをおすすめする一番の理由は、VR内での作業における文字入力の容易さです。
通常、VR空間での作業では、仮想キーボードをコントローラーからのビームで操作するか、ハンドトラッキングでトレースされたバーチャルな手でキーを押す方法がありますが、これらは作業効率が悪く実用的ではありません。日本語の変換に対応していない場合も多くあります。
メタ社が開発しているVRオフィスのHorizon Workroomsでは、VR内に実際のキーボードを持ち込むことができますが、その場合、対応した特殊なキーボードが必要です。
一方、immersedはVR空間内の任意の場所をパススルー化し、そこに実際の現実の景色を映し出します。
つまり、そのエリアでは、実物のキーボードとマウスを見て使うことができるのです。
immersedを利用すれば、通常のキーボードとマウスをそのまま使うことができ、VR内での作業が大幅に快適になります。
シンプルですが素晴らしいアイデアですね。
これで、いつも使っているキーボードとマウスが使えるのですから、追加費用がかかりません。
ただし、メタクエスト2のパススルー画像は白黒で解像度も低いため、キーの文字がはっきり見えないかもしれません。メタクエスト3ならカラーで解像度が向上しているので、大丈夫なようです。
私はブラインドタッチができるので、キーボードとマウスの位置さえ分かれば問題ありません。この機会に、ブラインドタッチが苦手な人は練習してみることをお勧めします。
キーの位置は分かるので、とても良い練習になります。
3. パブリックルーム
パブリックルームは誰でも自由に利用できる空間です。
さまざまな種類のルームがありますが、私がおすすめするのはやはりカフェです。
カフェに行くと、通常誰かがいます。そして、PCを使った仕事をしている様子をよく見かけます。
他の人のスクリーンや操作パネルは見えないので、アバターがパントマイムをしている様子を見ることができます。
その人はコーヒーを飲んでいるのでしょうか?そんな仕草も見られます。疲れたのか、うつ伏せのアバターもいました。
話しかけることもできるのですが、もちろん私は試したことはありません。そもそもどこの国の人かわかりません...
それに、カフェでそんなことはしないですよね。
友人たちとおしゃべりをしている声(何語でしょうか?)も聞こえてきます。
本当にカフェらしい雰囲気で、楽しいです。
4. CPU負担が少ない
リモートデスクトップ機能を利用するには、PCにクライアントアプリのインストールが必要です。
試しにサブPCにインストールしてみましたが、1枚の画面だけならほとんど遅延もなく快適に使えました。
つまり、CPU負荷が軽く、低価格なミニPCなどでも十分な実用性があるということです。
この素晴らしい点は、外出先などでもVRカフェで仕事ができるという可能性を提供してくれることです。
以下の4点があれば外出先でもVRカフェで仕事ができます。
- メタクエスト
- ミニPC
- キーボードとマウス
- スマートフォン(テザリング可能なもの)
immersedがWi-Fi Direct対応なので可能な構成です。
高価なノートPCが必要ありません。これだけであれば、まだまだ手軽ではありませんが、持ち運べますね。
本当はメタクエストだけでPC作業が快適に行えればよいのですが、まだ実用的ではありませんでした。
そのことについての検証した記事がありますので、参考にしてください。
私が使用したミニPCは、CHUWI HeroBoxです。今回の作業は、このPCのCPU(N100)性能でギリギリ快適でしたので、これ以下では、止めておいたほうが良いでしょう。
私はCHUWIのミニPCを2年程使用していますが、価格以上に満足しています。
まとめ
自宅にいながら、カフェで仕事をする気分を味わえるVRカフェを体験してください。
そのためのアプリとして、immersedをおすすめします。
以下がその理由です:
- リモートデスクトップ:
immersedはリモートデスクトップに対応しており、PCを自分のVR空間で操作できます。 - キーボードとマウス:
immersedを使う際には、普段使いのキーボードとマウスをそのまま利用できます。 - パブリックルーム:
immersedでは、パブリックルームでカフェの雰囲気を楽しみながらPC作業を行うことができます。 - CPU負担が少ない:
immersedを使用するためには、高性能なPCが必要ありません。
比較的スペックの低いPCでも問題ありません。
これらの理由から、今すぐにでもimmersedを使って、VRカフェで快適なPC作業を楽しむことができます。
おわりに
なぜカフェで仕事をするのか?
カフェで仕事をする理由は人それぞれですが、その気持ちはVRカフェでも同じように感じられます。
VRカフェを使っているうちに、その答えが分かったような気がします。
個人で仕事をしている人やリモートワークをしている人は、常に社会とつながっている実感を求めているのかもしれません。
カフェでは、同じように仕事をしている仲間を見て安心感を得られます。
そして、VRカフェに行けば、アバターとはいえ、同じ仲間にいつでも会えます。
自宅で仕事をしているときでも、VRカフェなら社会的なつながりを感じることができるのです。
ぜひVRカフェを体験してみてください。毎日、VRカフェに行きたくなること請け合いますよ。
すでにご利用されている方は、もしかしたら、パブリックカフェで既にお会いしているかもしれませんね。
朗報です!Meta Quest 2が大幅値下げで31,900円になりました。
情報によると、メタ社は新型VRヘッドセット「Meta Quest 3」の販売に注力するため、現行モデル「Meta Quest 2」の販売を控えているようです。
2024年7月現在、Meta Quest 2は在庫販売のみとなっており、価格は5万円台が主流となっています。
正直なところ、5万円以上の価格でMeta Quest 2を購入するよりも、上位機種であるMeta Quest 3の購入を検討することをおすすめします。
メタクエスト購入時には、3,000円分のストアポイント付与をお忘れなく!
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