腕立て伏せ、腹筋、スクワット… 子供から大人、高齢者まで、どこでもいつでもできる定番筋トレですよね。
しかし、実際に継続できている人はどれほどいるでしょうか?
非常に簡単な運動でありながら、多くの人が何度も挑戦し、挫折してしまうのが現実です。
先日、久しぶりに筋トレを再開してみましたが、あまりの体力の衰えに驚きました。
腹筋運動ですら10回もできずに、すぐに息切れをしてしまいます。
1週間ほど続けてみても、すぐにサボってしまう自分にがっかりです。
筋トレの三日坊主は、もはや私の定番になってしまったようです。
そこで、毎日の筋トレを習慣にしたいあなたに、VRフィットネスによる筋トレをおすすめします。
筋トレにおすすめのアプリ:XRWorkout
VRフィットネスは、ボクササイズやリズムゲームなど、ゲーム要素を取り入れたエクササイズが主流です。
そのため、ウェイトトレーニングのような本格的な筋トレに特化したアプリは、少ないのが現状です。
その様な中で、『XRWorkout』というアプリは、腕立て、腹筋、スクワット…など筋トレに特化したVRフィットネスアプリです。
次からダウンロードします。
Metaストア:XRWorkout
VRの没入感と、伝統的な筋トレを組み合わせることで、新たなワークアウトを体験できます。
XRWorkoutの3つの魅力
1. 無料でも十分な機能
フィットネスアプリは有料のものがほとんどですが、XRWorkoutは無料でプレイできるアプリです。
無料版でも腕立て、腹筋、スクワットなど、日常的な筋トレを十分に行えます。
比較的高価なフィットネスアプリのサブスクリプションに比べて、気軽に始められる点が魅力です。
2. シンプルな筋トレに特化
VRフィットネスといえば、空中でパンチを繰り出すボクシングゲームのように、爽快感あふれるエキサイティングなものが人気を集めています。
しかし、日常的な筋トレ、例えば腕立て伏せや腹筋など、シンプルながらも効果的なワークアウトに特化したアプリは意外と少ないのが現状です。
XRWorkoutは、VRならではの没入感を味わいながら、手軽に腕立て伏せや腹筋などの基本的な筋トレを行えるアプリです。
VR空間で自分の体を動かすことで、より集中してトレーニングに励むことができます。
3. ハンドトラッキングによる解放感
フィットネスアプリなどの多くは身体動作を素早く正確にトレースするために両手にコントローラーを持つ必要がありますが、XRWorkoutはハンドトラッキングに完全対応しています。
👍🏼メタクエストを装着して、アプリの起動、プレイ、終了までコントローラーを一度も使うことなく楽しめます。これは、かなりの開放感があります。
コントローラーなしで、自然な手の動きでエクササイズを楽しめるため、より自由な運動体験ができます。
エクササイズをはじめる
『QUICK START』をクリックして始めます。
コースの選択
エクササイズの基本コースは、難易度がEasy(簡単)、Medium(普通)、Hard(難しい)の3段階に分かれており、それぞれに3分、5分、8分のトレーニング時間があります。
- Easyコースは、ボールキャッチ、スプリント(短距離走)、スクワットといった基本的な運動で構成されています。
- Mediumコースは、Easyコースの運動に加えて、腹筋運動と腕立て伏せが加わり、より負荷の高いトレーニングが可能です。
- Hardコースは、Mediumコースの運動に加え、さらに難易度の高い運動が追加され、本格的なトレーニングが可能です。
ご自身の体力に合わせて、最適なコースを選択してください。
エクササイズの説明
コースを選んだら、画面右下の『BEGIN WORKOUT』をクリックしてカウントダウン・スタートが始まります。
トレーニング中は、トレーナーと同じ動きを真似るだけです。
トレーナーたちに顔を向けると手を振ってくれます。
ボールが飛んできたら、緑のボールを右手で、紫のボールを左手でキャッチします。(パンチでも良いです。)
黄色の逆三角▼のオブジェは頭でキャッチします。
これらのキャッチング動作は、体をほぐし、ストレッチ効果も期待できます。
「スプリント!」の掛け声でダッシュ(その場で足踏み)をはじめます。
ある程度の速度を出さないと赤い輪っかが壊れません。輪っかが自分に届くと失敗です。
私は、家でダッシュ(高速の足踏み)をすると騒音になるため、静かにできる踵の上げ下げ運動に切り替えています。
そして、「スクワット!」の掛け声でスクワット姿勢(モモを地面と平行に、両腕を前に伸ばした姿勢)になります。
屈伸運動を行わないので、この場合は空気椅子ですね。
スクワット中でも、容赦なくボールや▼が飛んでくるので、できるだけ姿勢を崩さず手や頭でキャッチします。
常にトレーナーの動きを真似て、指示されたエクササイズを行います。
これらのエクササイズは、コース時間内で繰り返し行います。
感想
最初はEasyの5分コースでも、足がガクガクになるほど負荷を感じました。
それでも頑張って、このコースを3セット繰り返しました。
1週間続けてみたところ、通常の筋トレと同様の効果を実感できたように思います。
Mediumコースになると、腹筋運動や腕立て伏せが加わり、難易度が上がります。
特に、腹筋運動中に▼が飛んできて、慌てて上体を起こしたり、腕立て伏せの時にボールが飛んできて思わず片手腕立てになったりなど、予測できない動きに対応することで、筋肉に多様な刺激を与えることができます。
通常の筋トレでは得られないような、体幹やバランス感覚の強化に繋がると感じました。
VRならではの没入感のおかげで、通常の筋トレよりも楽しく続けられるという側面がある一方で、スクワットなど、きつい運動はやはりつらく感じます。
しかし、多様なコースが用意されているため、自分に合った運動強度や頻度を見つけやすく、長期的に続けるモチベーションの維持に役立つと思いました。
それでも、VRを活用しても、筋トレを長く続けるためには、強い精神力なしには難しいという現実があります。
筋トレアプリをやるつもりが、ついついビートセイバーに手が伸びちゃいます。
従来のVRフィットネスで筋肉へ負荷が物足りないと感じているユーザーには、ぜひ試していただきたいアプリだと思いました。
タフなあなたに、ぜひHardコースを体験していただきたい。
おわりに
世の中には、様々なトレーニング方法があり、それぞれに様々な理論やトレーニング機材が存在します。
常に新しい運動理論や方法が提唱され、健康に不安のある人は「あれが良い、これが良い」とあれこれ試しては挫折し、医師に勧められてまた別の運動を始める… といった悪循環に陥りがちです。
会費を払ってスポーツジムに通う、値段の高いトレーニング機材を購入する、有名人がやっているなどと言った条件をつけないと続けられないのが現状です。
そんな中でVRフィットネスは、新たな選択肢だと実感しています。
VRフィットネスはまるでゲームをしているかのような楽しさで、飽きずに運動を続けられるという大きな魅力があります。
自宅にいながら、自分のペースで、そして何より楽しく運動できる点が、VRフィットネスが多くの人の心を掴んでいる理由と言えるでしょう。
特にメタクエストは、VRフィットネスとの相性が抜群です。
常に身体を動かすことで、ゴーグルの顔や頭への圧迫が分散するため、長時間の装着でも苦痛がなく、現実世界での動きとVR内の視界が一致しているため、VR酔いの心配もありません。ケーブルもないため、身体を動かす妨げになるものがなく、ストレスフリーに運動できます。
没入感の高いエクササイズ体験は、まるでメタクエストがVRフィットネスのために作られたかのように、自然な流れで楽しめます。
一度VRフィットネスを体験すれば、メタクエストを購入したことをきっと後悔しないはずです。
「Meta Quest 3」の廉価版モデルとして、「Meta Quest 3S」が販売されています。
レンズ部のみ旧機種「Meta Quest 2」と同等のものを採用することで価格を抑えつつ、その他の性能は「Meta Quest 3」とほぼ同等です。
そのため、レンズを通して見える手元の文字の鮮明さに若干の差が生じますが、VR体験全体としては、両モデルでほぼ同等の使用感が得られます。
メタクエスト購入時には、3,000円分のストアポイント付与をお忘れなく!
フィットネスを快適にするために、次のヘッドストラップは超おすすめです。
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